アジアの確定した5チームのうち、グループリーグ突破の可能性があるとすれば、比較的に有利なグループ分けになっているイランだろう。 特に4年前のロシアワールドカップのグループステージでは、イランはスペイン、ポルトガルと同組になり、どちらかをしぼってベスト16に進出する機会があったことを考えれば、その差は歴然としているのである。 今回はイランのグループ分けが比較的有利で、例外としてイングランドがかなり有利で、アメリカも他の欧州代表のウェールズやスコットランド・ウクライナもあまり強くはない。
イランがワールドカップ本大会で初めて勝利を収めたのは、先制点を挙げたエステリ監督が現在イラン代表を率いている1998年のアメリカ戦（2-1）である。 アメリカの現状は理想的とは言えないが、一方でアズムーン、タレミ、ジャハンバクシュなど、ヨーロッパでプレーするイランのストライカーは今シーズン、何人も好調を維持している。 4年前と比べると、イランのチームは成熟し、経験も豊富になっています。 しかも、イラン代表の半数以上がすでにヨーロッパのプロリーグでプレーしており、ペルシャ人の優れた身体的資質もあって、イラン代表はかなりの競争力を持つはずだ。
サッカーイラン代表にとって何が良いかというと、実はカタールはイランのホームグラウンドの半分であり、両国は密接な関係にあるのです。 前回のワールドカップの前、カタールサッカー連盟は大会に向けてイランチームの財政問題を解決するために支援しました。 今大会はカタールで開催されるため、イランチームの設備はさらに充実することになる。 アジア勢では、イランがベスト16に進出する可能性が高いかもしれません。
これらのアジア勢がアジアの中で明らかに優位に立っているにもかかわらず、近年、アジアのサッカー水準と世界のトップレベルとの差は縮まるどころか、むしろ広がっていると言わざるを得ません。 今年2月のクラブワールドカップでは、アジア王者のサウジアラビアのヒラルズが欧州王者のチェルシーに敵わなかったが、ヒラルズはまだ一部の外国人選手で占められていることも忘れてはいけない。 それがなければ、ヒラル族も同じように弱体化していたでしょう。 国家レベルのようにね。
では、アジア勢はどうだったのか。 それを確かめるために、カタールに行こう。